UbuntuにSMTPのインストール

サーバー
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サーバーからメールを発信させるための、SMTP(Simple Mail Transfer Protocol)の基本的なインストールおよび設定方法です。

SMTPにはフリーウェアのPostfixを使います。

環境

  • Ubuntu24.04 LTS

Postfixのインストール

インストール中に下図の画面になります。

→キーでOKをアクティブにし、エンターを押します。

画面が下図に変わります。

カーソルキーでNo configurationを選択しエンターを押します。

CUI状態にもどり、インストールが進みます。

Postfixのバージョン確認

postconfだと情報が多すぎるので、grepで必要部分のみにします。

Postfixの設定

ベースとなる設定ファイルをコピー

設定ファイルの編集

viでmain.cfを編集します。

変更する内容は以下の通りです。

# 基本設定
myhostname = mail.example.com
mydomain = example.com
myorigin = $mydomain

# ネットワーク設定
inet_interfaces = all
inet_protocols = ipv4

# メールボックス設定
home_mailbox = Maildir/

# デフォルトのメールキューおよびメールコマンドパス
mailq_path = /usr/bin/mailq.postfix
newaliases_path = /usr/bin/newaliases.postfix
setgid_group = postdrop
sendmail_path = /usr/sbin/sendmail.postfix

# ドキュメントディレクトリの設定
manpage_directory = /usr/share/man
sample_directory = /usr/share/doc/postfix/samples
readme_directory = /usr/share/doc/postfix/README_FILES
html_directory = /usr/share/doc/postfix/html

長くなりますが、参考に中身を出力しています。

セキュリティーとしてSASL (Simple Authentication and Security Layer)認証の導入

SMTP認証は、メールを送信する際に使用するプロトコル(SMTP)において、送信者がメールサーバーに対して自身の身元を証明するためのプロセスです。ユーザー名とパスワードを用いて認証を行うことで、メールサーバーは正当なユーザーからのメール送信を許可し、不正アクセスやスパム送信を防ぎます。
SASLは、ネットワークセキュリティプロトコルであり、データ通信中の認証とデータ保護を提供します。

SMTP認証の設定

SASL (Simple Authentication and Security Layer) を使った認証リクエストを処理するデーモンであるsaslauthdの設定を編集します。

viを使って編集します。

追加内容は以下2点です。(下の赤字部分)

START=yes追加
OPTIONS=”-c -m /var/spool/postfix/var/run/saslauthd”に変更

Postfixの起動

起動時のPostfix実行

サーバー起動時に自動実行させるようにします。

ポートの開放

SMTPとしてポート25を開放します。

telnetによるメール送信テスト

telnetを利用して、メールが送信できるかテストしてみます。

対話型になるので、赤文字のコメントを参考にしながら青文字部分を入力してください。

これで送信先にテストメールが届いていれば、SMTPサーバー構築の完了です。

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